バッグを作るとき、私の場合は「こんな形のバッグを作りたい」から始まることはあまりありません。
まず考えるのは、誰が、いつ、どこで、どう使うのか。
何を入れるのか、どんなふうに持つのか。
そこが決まってから、サイズや形、ポケットの数などを考えていきます。
自分で使うバッグなら、自分が使いやすいように。
家族が使うものなら、その人の使い方に合わせて。
今回は、実際に使っているバッグを例に、私がどんなことを考えて作っているのかを書いてみようと思います。
私のバッグ作りは「何に使う?」から始まる
私がバッグを作るのは、たいてい「こんなときに使うバッグが欲しい」と思ったときです。
見た目や形を先に決めるというより、まずは使う目的を考えます。
たとえば夫のランチバッグなら、お弁当箱と水筒が入ることはもちろん、財布やメガネケースなど、仕事に持っていくものも一緒に入れられるように。
自分用のバッグなら、斜めがけできるほうが楽だし、私は横長の形が好き。スマホを入れるポケットや、細かいものを入れるファスナーポケットも欲しくなります。
反対に、入れるものがひとつしかなければ、余計なポケットや留め具は付けません。
同じバッグでも、誰がどう使うかによって、必要なものはずいぶん変わります。
夫のランチバッグは、持ち物からサイズを決めた
夫が仕事に持っていくランチバッグは、今使っているもので3代目です。
お弁当箱と水筒はもちろん、財布やメガネケース、イヤホンなど、いろいろなものをひとつのバッグに入れて持っていきます。
しかも、わりと何でもガサッと入れるタイプ(笑)。
前に使っていたバッグは、荷物を全部入れるといつもパンパンになっていました。
そこで今のバッグを作るときは、まず前のバッグのサイズと、普段持っていくもののサイズを測るところから始めました。

メモの左上には、それまで使っていたバッグのサイズも書いてあります。
お弁当箱、水筒、財布、スマホ、メガネケースなどもそれぞれ測って、「これが全部入るには、どのくらいの大きさが必要かな」と考えながら新しいサイズを決めました。
ポケットも、入れるものを決めてから
ポケットは「たくさんあったほうが便利そう」というより、何をどこに入れるかを先に考えて作っています。
今のランチバッグには、
- 財布
- メガネケース
- イヤホンとPokémon GO Plus +
- 忘れたときのための割り箸
それぞれを入れる場所があります。
鍵はバッグの中ではなく、外側に付けたミニチュアバッグへ。
逆に、スマホ用のポケットはありません。
作っても、たぶんそこには入れないからです(笑)。
せっかくポケットを付けても使わなければ意味がないので、使う人が普段どうやって物を入れているかも考えるようにしています。

自分用なら、自分が使いやすい形に
自分用のバッグを作るときも、やっぱり実際に使う場面を考えます。
私は斜めがけできるバッグが楽で、形は横長が好きです。
以前作った茶色のショルダーバッグも、最初から「横長で斜めがけできるもの」と決めて作りました。

細かいものを入れられるファスナーポケットと、すぐに取り出したいスマホ用のポケットも付けています。
どちらも「あると便利そうだから」ではなく、自分が実際にそこへ入れるものを考えて付けたポケットです。
使ってみてから「これも欲しい」が出てくる
ただ、このバッグにはカード用のポケットは付いていません。
使っているうちに、コストコなどでカードをちょこちょこ出し入れするとき、そのたびに財布から出すのが面倒だなと思うようになりました。
そこで、このあと作った一回り大きなショルダーバッグには、カードをそのまま入れられるポケットを追加しました。
そのバッグはもう手元にないのですが、実際に使ってみて初めて「ここにこれが欲しい」と気づくこともあります。
最初から全部を思いどおりに作れるわけではなく、使ってみて気づいたことを次に作るバッグに取り入れていく。
そんなふうに、少しずつ自分が使いやすい形に変わってきました。
目的がひとつなら、バッグもシンプルに
母の日に、母と義母と私の3人でお揃いの保冷バッグを買ったことがあります。
カゴをリアルにプリントした保冷バッグで、使わないときは畳んで持ち歩けるものです。
せっかくなら、この保冷バッグを畳んだまま入れて持ち歩けるバッグも欲しい。
そう思って、3人分お揃いで作ることにしました。
汚れても拭けるラミネート生地を選んだ
このバッグは持ち歩いて使うものなので、汚れても簡単に拭けるようにラミネート生地にしました。
せっかくなら保冷バッグのカゴ柄にも合うものがいいな、と探して見つけたのが芝生柄のラミネート生地です。

芝生の中にはところどころクローバーが生えているので、裁断するときはクローバーがどの位置に出るかも考えました。
普段、布を選ぶときは気に入ったものを使うことが多いのですが、柄のある布はバッグになったときに柄がどう出るかを見ながら裁断しています。
入れるものが決まっているから、余計なものは付けない
このバッグに入れるのは、畳んだ保冷バッグだけ。
サイズも保冷バッグにぴったり合わせて作ったので、ファスナーやボタンなどの留め具も付けていません。
ポケットもなし。
持ち手を付けただけの、とてもシンプルなバッグです。
夫のランチバッグはいろいろなものを入れるので、それぞれに合わせてポケットを作りました。
でも、このバッグには必要ない。
使う目的が違えば、同じバッグでも必要なものはまったく違うんだなと思います。
そしてこのバッグ、調べてみたら作ってからもう10年経っていました(笑)。
今でも現役です。
作って使って、次に作るときまた変える
夫のランチバッグは、今使っているもので3代目です。
前のバッグでは荷物を入れるとパンパンになっていたので、今回は少し余裕を持たせようと、マチも広くしました。
実際、前より荷物は入れやすくなりました。
でも、使ってみると今度は別のことが気になります。
マチが広いぶん、置いてあるとちょっと邪魔(笑)。
作るときには「これくらいあったほうが使いやすいだろう」と思って決めたサイズでも、実際に毎日使ってみないと分からないことがあります。
なので、次に作るならマチはもう少し控えめにして、そのぶん横幅を広くすると思います。
3代目まで作っていても、まだ改良したいところは出てきます。
でも、前に作ったものを使って気づいたことを、次に作るものへ取り入れられるのも、自分で作るからこそできることなのかなと思っています。
なかなか「これ!」にはたどり着かない
誰が使うのか。
何を入れるのか。
どこで、どんなふうに使うのか。
私はそんなことを考えながら、バッグのサイズや形、ポケットなどを決めています。
必要ならポケットをたくさん付けるし、必要なければ何も付けない。
使ってみて不便なところがあれば、次に作るときに変えてみる。
そうやって作ってきましたが、3代目のバッグでも、なかなか「これ!」という形にはたどり着きません(笑)。
たぶん次に作ったときも、「ここはもう少しこうすればよかった」と思うところが出てくるんだろうなと思います。
それでも、使う人や使い方に合わせて「次はこうしよう」と考えられるところも、バッグを自分で作る楽しさのひとつです。




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