バッグを作るとき、持ち手の長さってどう決めていますか?
「手提げなら○cm」と決めてしまえば簡単ですが、私はあまり数字だけでは決めていません。
同じ大きさのバッグでも、手で持つのか、肩に掛けるのかで使いやすい長さは変わります。
私はバッグを作るとき、
入れる物 → 持ち方 → バッグ本体の大きさ → 持ち手
という順番で考えることが多いです。
持ち手の長さを決めるときに活躍するのが、メジャー。
実際に持つようにメジャーを当ててみたり、生地を完成するバッグの大きさに折って、持ち手とのバランスを見たりしながら決めています。
この記事では、私がバッグを作るときの持ち手の長さ・幅・付け位置の決め方と、共布で持ち手を作るときにやっていることをまとめます。
持ち手は、バッグをどう使うか決めてから
私の場合、まず考えるのは持ち手の長さではなく、そのバッグをどう持って使うかです。
手で持つのか、肩に掛けるのか、ショルダーにするのか。
私は肩掛けのバッグがあまり得意ではありません。
歩いているうちに肩からずり落ちてくるのが気になるので、自分で作るバッグは手持ちかショルダーがほとんどです。
肩掛けで作ったこともありますが、数としてはかなり少なめ。
だから「バッグならこの長さ」と決めるのではなく、最初に持ち方を決めてから、それに合わせて持ち手を考えています。
ショルダーバッグにも、短い持ち手を付けることがあります。
実際に使っているA4サイズのショルダーバッグには、約20cmの短い持ち手を付けました。
これは手提げとして持ち歩くためではなく、車に乗り降りするときにサッと持つためのもの。
同じ「持ち手」でも、何のために付けるのかによって必要な長さは変わります。

持ち手を決めるときも、バッグ本体と同じように「どう使うか」から考えるようにしています。
持ち手の長さはメジャーを当てて決める
手提げバッグなら、私が作る持ち手は30〜35cm前後になることが多いです。
でも、最初から「30cmにしよう」と数字だけで決めているわけではありません。
ここで活躍するのがメジャー。
持ち手のようにして実際に手に持ってみて、「このくらいかな?」と長さを確認します。
さらに、バッグに使う生地を完成サイズくらいに折りたたんで、持ち手とのバランスも見ます。
バッグ本体が大きければ、同じ30cmの持ち手でも短く見えることがあります。
反対に小さなバッグなら、長すぎると持ち手ばかりが目立つことも。
数字だけではわかりにくいので、実際の大きさで見ながら決めています。

35cmで作ったランチバッグは、もう少し短くてもよかった
実際に使っているランチバッグの持ち手を測ってみたら、約35cmありました。
使いにくいほど長いわけではありませんが、今見ると「もう少し短くてもよかったかな」と思います。
作るときにちょうどいいと思った長さでも、実際に使ってみると印象が変わることがあります。

こういう経験もあるので、今はメジャーを当てるだけでなく、バッグ本体とのバランスや、実際に持ったときの位置も見るようにしています。
持ち手の幅は2.5cmくらいが多い
持ち手の幅は、2.5cmくらいで作ることが多いです。
これより細いと、私は少し細さが気になります。
かといって、幅を太くすれば荷物の重さを感じにくくなるかというと、そこまで違いを感じたこともありません。
見た目のバランスや持ちやすさを考えると、私には2.5cmくらいがちょうどよく、いつの間にかこの幅に落ち着きました。
持ち手の付け位置は、まず真ん中を基準に
持ち手を付ける位置を決めるときは、まずバッグの真ん中を基準に考えます。
私はバッグの幅を3等分して、中央の1/3が持ち手と持ち手の間になる位置から考えることが多いです。
たとえばバッグの幅が30cmなら、中央の10cmを持ち手と持ち手の間にします。
最初から「端から○cm」と考えるより、真ん中を中心に考えた方が、私は位置を決めやすいです。

もちろん、3等分した位置に必ず付けるわけではありません。
実際に持ち手を当ててバッグ全体を見てみると、「もう少し内側」「もう少し外側」と感じることもあります。
そんなときは少しずらして微調整。
数字は最初の目安にして、最後はバッグ全体を見て決めています。
持ち手は共布で作ることが多い
持ち手は、バッグ本体と同じ布で作ることが多いです。
アクリルテープや綾テープを使っていたこともありますが、私は共布で作った持ち手の方が好みでした。
特に多いのが、バッグの外布と内布を使って2枚仕立てにする方法です。
持ち手も、
表側は外布、裏側は内布。
バッグ本体と同じ組み合わせにすることが多いです。

外布と内布は、折ってから重ねて縫う
2枚仕立ての持ち手を作るときは、外布と内布を中表に縫ってひっくり返すのではなく、それぞれの縫い代を先にアイロンで折っています。
折った2枚をアイロン接着テープで仮止めして、重ねた状態で両端を縫います。
中表にして縫ってから返す方が作業自体は楽なのですが、私は中の縫い代がきれいに割れず、少しもたつくのが気になります。
先に折って重ねる方法なら形を整えてから縫えるし、2枚を縫い合わせるステッチがそのまま押さえミシンにもなるので、今はこちらの方法で作ることが多くなりました。
1枚で作るなら基本は四つ折り
1枚の布だけで持ち手を作る場合は、基本的に四つ折りにしています。
仕上がり幅を2.5cmにするなら、布幅は10cmです。
リネンで作るときは、少ししっかりさせたいので接着芯を貼ることもあります。
反対に、生地そのものに厚みがあれば、必ず接着芯を貼るわけではありません。
三つ折りにするのは、赤耳を見せたいとき
三つ折りで作ることもありますが、私の場合はかなり限定的です。
たとえば赤耳デニム。
せっかくの耳を折り込んで隠してしまうのはもったいないので、耳が見えるように三つ折りにします。
デニム自体に厚みがあるので、この場合は接着芯も貼っていません。
作り方を変える理由が「三つ折りの方がいいから」ではなく、赤耳を見せたいから。
持ち手も、使う生地や見せたい部分に合わせて作り方を変えています。

2本の持ち手は、長い1本を作ってから切る
手提げバッグの持ち手は2本必要ですが、私は最初から2本に分けて作ることはあまりありません。
2本分をつなげた長さで裁断して、長い1本の持ち手を作り、最後に半分に切ります。
長い布を折ったり縫ったりしていると、どうしても少しずつズレることがあります。
2本を別々に作ると、それぞれ違うズレ方をして長さに差が出ることも。
でも1本で作って最後に半分にすれば、多少ズレても2本の長さはそろえやすくなります。
裁断するときは少し長めに
持ち手は、必要な長さぴったりには裁断しません。
たとえば仕上がり32cmの持ち手なら、バッグ本体に入れ込む分を両端に足して、1本あたり36cmくらいで考えます。
実際にバッグ本体へ入れるのは1.5~2cmくらいですが、縫っているうちに多少ズレても大丈夫なように、少し余裕を持たせています。
2本分をまとめて作るなら、
36cm × 2本=72cmくらい。
長い状態で折って、縫って、最後に長さを整えて2本にカットします。
最初からすべてをぴったり合わせようとするより、少し余裕を持って作って、最後にそろえる方が私には作りやすいです。
持ち手の長さだけ考えて、使いにくくなったことも
以前、肩掛けにするつもりで作ったバッグの持ち手が、少し短かったことがあります。
肩に掛けられないわけではないけれど、掛けたり下ろしたりするのがちょっとしづらい。
さらに、そのときは持ち手の長さだけでなく、バッグの入れ口まで考えられていませんでした。
肩に掛けたまま中の物を出し入れするなら、入れ口はある程度ガバッと開いた方が使いやすい。
でも、そのバッグはそこまで開きやすい形ではありませんでした。
見た目は気に入っていたのに、実際にはあまり使わないバッグになってしまいました。
この経験から、持ち手を決めるときは、
「肩に掛けられる長さか」だけではなく、その持ち方でバッグを使いやすいか
まで考えるようになりました。
持ち手だけを単体で考えるのではなく、入れ口の開き方や荷物の取り出しやすさも含めて考える。
バッグは実際に使ってみないと気づかないことも多いです。
まとめ|持ち手も、どう使うかを考えて決める
バッグの持ち手は、「手提げなら○cm」と数字だけで決めることもできます。
でも私は、入れる物や持ち方、バッグ本体の大きさを決めてから、最後に持ち手を考えることが多いです。
長さはメジャーを当てて実際に持ってみる。
バッグ本体の生地も完成サイズくらいに折って、全体のバランスを見る。
付け位置はバッグの真ん中を基準にして、実際に持ち手を置きながら微調整する。
持ち手を作るときも、最初からぴったりを狙わず、少し余裕を持たせて最後にそろえています。
実際に使ってみたら「もう少し短くてもよかった」と思うこともあれば、持ち手の長さだけでなく、バッグの入れ口まで考えればよかったと思ったこともありました。
そんな失敗もしながら、今は「このバッグをどう持って、どう使うか」を考えてから持ち手を決めています。
決まった数字だけではなく、実際に当てて、持って、全体を見る。
自分が使いやすいバッグにするために、私が持ち手を決めるときに大事にしていることです。



