家庭用ミシンで何が作れる?18年使って実際に作ったものを紹介

ミシン
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家庭用ミシンを買ったばかりのころは、「これでどこまで作れるんだろう?」と思っていました。

特に、デニムのような厚手の生地でバッグを作るのは難しいんじゃないかと思っていたし、服も「ロックミシンがないと、きれいには縫えないよね」と思っていました。

でも、やってみると意外とできるものです。

厚みが重なるところや布端の処理など、少し気をつけるところはありますが、これまで家庭用ミシンでバッグや洋服、小物など、いろいろなものを作ってきました。

中には何年も使ったバッグや、今でもガンガン洗濯しながら履いている部屋着もあります。

この記事では、家庭用ミシンを約18年間使ってきた中で、実際に作ったものをいくつか紹介します。

家庭用ミシンで実際に作ってきたもの

家庭用ミシンでも、思っていた以上にいろいろなものが作れました。

今回はその中から、厚手の生地で作ったショルダーバッグ・ロックミシンなしで作ったルーズパンツ・姪っ子たちに作った小さな封筒ポーチの3つを紹介します。

どれも「何か作らなきゃ」と作ったものではなく、「こんなのが欲しい」「こんなの作って!」から生まれたものです。

厚手の生地で作ったショルダーバッグ

秋冬に使えるバッグが欲しくて楽天のネットショップを見ていたとき、秋冬に合いそうな厚手のハーフリネン生地を見つけました。

さらに、それにぴったりなアポロカラーのコットンリネンも発見。

「この組み合わせでバッグを作りたい!」と思って、さっそく生地を購入しました。

厚手のハーフリネンで作ったショルダーバッグ
厚手のハーフリネンで作ったショルダーバッグ

せっかく自分で作るなら、使いやすさも自分好みに。

内側には携帯電話(今ならスマホですね)を入れるポケットと、通帳が入るサイズのポケットを付けました。

反対側にはファスナーポケットと、鍵を付けておけるナスカンも。これは当時、私がバッグを作るときの定番でした。

必ず持ち歩くものに定位置があると、やっぱり便利なんですよね。

特に携帯電話のポケットと、鍵を付けるナスカンは実際に使ってみても便利でした。

携帯電話や通帳用のポケットを付けました
携帯電話や通帳用のポケットを付けました

表には、当時流行っていたバテンレースを付けています。

手縫いはあまり得意ではないのですが、ここは頑張って縫い付けました(笑)。

厚手の生地だったので家庭用ミシンで縫えるか少し心配でしたが、無事に完成。

サイズも使い勝手もよく、その後3年くらい使っていました。

最後は生地が擦り切れてきて、さすがに使うのをやめましたが(笑)、それくらいよく使っていたお気に入りのバッグです。

ロックミシンなしで作ったルーズパンツ

ここ数年、夏が本当に暑いですよね。

家の中で少しでも涼しく過ごせるパンツが欲しくて、「ガウチョパンツくらいゆったりしていて、ひざ丈くらいのパンツを作ろう」と思い立って作ったのが、このルーズパンツです。

家庭用ミシンだけで作った、夏の部屋着用ルーズパンツ
家庭用ミシンだけで作った、夏の部屋着用ルーズパンツ

使ったのは、生地屋さんの実店舗でセールになっていて、衝動買いしてしまった綿ポリの生地。

ミシンをやっていると、いつの間にか布が増えて「布コレクター」状態になりがちなので(笑)、部屋着はできるだけ手持ちの布を使って作りたいところです。

この生地も特に何を作るか決めずに買っていたのですが、実際にパンツにしてみたら大正解。

さらっとしていて涼しく、シワにもなりにくい。

「もしかして、このパンツを作るために買っておいたの?」と思うくらい、部屋着にぴったりの生地でした。

このルーズパンツはロックミシンを使わず、家庭用ミシンだけで縫っています。

今も夏の部屋着として履いていて、何度もガンガン洗濯していますが、問題なく現役です。

姪っ子たちに作った小さな封筒ポーチ

私が結婚して遠くへ引っ越してから、姪っ子たちとはなかなか会えなくなりました。

そんな姪っ子たちから、

「お手紙書いて!」
「なんか作って!」

と言われたので、それなら両方まとめてしまおう(笑)と、手紙を入れて送るための封筒型のポーチを作ることにしました。

姪っ子たちへの手紙を入れるために作った封筒型のポーチ
姪っ子たちへの手紙を入れるために作った封筒型のポーチ

当時、姪っ子たちは小学2年生と4年生。

子どもが使うものなので、内布にはポップなフルーツ柄を選び、それぞれのイニシャル「M」と「H」のレースを付けました。

さらに、うさぎが好きなお姉ちゃんにはうさぎ、猫が好きな妹には猫のアイロンフロッキーを。

ふたはスナップボタンで開け閉めできるようにして、表には木のボタンを赤い糸で縫い付けて、ちょっとほっこりした雰囲気にしました。

こういう「ちょっとしたもの」を、使う人の好みに合わせて作れるのも、ミシンがある楽しさのひとつだと思います。

厚手の生地も家庭用ミシンで縫える?

家庭用ミシンでも厚手の生地は縫えますが、何枚も生地が重なるところはやっぱり大変です。

私はバッグの持ち手やショルダー紐も共布で作るのが好きなのですが、本体と紐が重なる部分はかなりの厚みになります。

さらに「ここにDカンも付けたい」となると、もっと厚くなることも。

厚手の生地を縫うときは、縫い始める前の準備も大切です。

私は生地の厚みに合わせて針を替え、縫い目も普段より少し長めにしています。

何枚も重なって特に厚くなる部分は、樹脂ハンマーなどで軽く叩いて、厚みを落ち着かせてから縫うこともあります。

そのうえで、縫うときはゆっくりが基本です。

厚い段差に差しかかると、押さえ金が斜めになって布が進まなくなることがあります。

そんなときは、押さえ金の後ろ側に折りたたんだ布などをかませて、押さえ金ができるだけ水平になるようにしてからゆっくり縫います。

これだけで進んでくれることも結構あります。

それでも進まないときは、「どうして進まないのか」を見るようにしています。

針そのものが生地に入らないほど厚い場合、私はプーリー(はずみ車)をゆっくり手で回して、針が無理なく入るか確認しながら進めることがあります。

逆に、針は生地に入っているのに布が送られないときは、ミシンの送りを邪魔しない程度に、布が進む方向へ軽く手を添えることもあります。

ただ、厚いところを無理に縫おうとするのは禁物。

私自身、無理をして針を曲げたり折ったりしたことがあります。

以前紹介したCF-3104の針板に付いている傷も、その結果だったりします(笑)。

針板の傷を含め、約18年間使ってきたCF-3104の状態は、「ジャガーCF-3104を約18年間使った本音レビュー」で紹介しています。

家庭用ミシンでも厚手のバッグは作れましたが、約18年間使ってきて思うのは、「縫える」と「無理をさせても大丈夫」は別物ということ。

ミシンが明らかに嫌がっているときは、無理に進めないようにしています。

ロックミシンがなくても服は作れる?

服を作り始めたころは、「ロックミシンがないと、布端をきれいに処理するのは難しいのかな」と思っていました。

以前は折伏せ縫いや袋縫いで布端が見えないように処理したり、直線縫いをしたあとにジグザグ縫いをしたりしていました。

もちろん、それできれいに仕上がるのですが……だんだん面倒になってきました(笑)。

そこで試してみたのが、CF-3104の模様「08」にあるオーバーロック縫いです。

直線縫いと布端のかがりを一度にできるので、普通の直線縫いより少し時間はかかりますが、同じところを直線、ジグザグと何度も縫わなくていいのがラク。

今はオーバーロック縫いで縫い合わせと布端の処理をしたあと、縫い代を片側に倒して、表から押さえミシンをかける方法に落ち着いています。

CF-3104のオーバーロック縫いで布端を処理したルーズパンツ
CF-3104のオーバーロック縫いで布端を処理したルーズパンツ

押さえミシンはしなくてもいいのですが、かけておくと縫い代がピロピロせず(笑)、落ち着いてくれるので私はこの仕上げが好きです。

このルーズパンツもこの方法で縫っています。

ロックミシンを使った仕上がりとは違いますが、何度も洗濯している今のところ、ほつれることもなく普通に履けています。

だから私の場合は、「ロックミシンがないから服は作れない」ということはありませんでした。

ミシンがあると「欲しいもの」を自分で作れる

ここまで3つの作品を振り返ってみると、私がミシンで何かを作るきっかけって、意外と単純です。

「秋冬に使いやすいバッグが欲しい」
「暑いから涼しい部屋着が欲しい」
「姪っ子たちに、何か作ってあげたい」

そんなときに、「じゃあ作ってみようかな」と思えるのが、ミシンがある楽しさなのかもしれません。

ショルダーバッグなら、好きな生地を選んで、携帯電話や鍵の定位置まで自分の使いやすい場所に作れる。

ルーズパンツなら、家に眠っていた布を使って、自分が涼しく過ごせる丈やゆったり具合にできる。

姪っ子たちへのポーチなら、好きな動物やイニシャルを付けて、その子のためだけのものを作れる。

市販品のようにきれいに仕上がらないこともあるけれど、「ここにポケットが欲しい」「このくらいの大きさがいい」「この布を使いたい」を自分で決められるのは、ハンドメイドならではだと思います。

そして、作ってみてうまくいけばうれしいし、失敗すれば「次はこうしよう」とまた覚える。

そんなことを繰り返しながら、気づけば家庭用ミシンを約18年間も使っていました。

家庭用ミシンで十分?約18年間使った私の本音

家庭用ミシンを使い始めたころは、デニムのような厚手の生地は難しいと思っていたし、服を作るならロックミシンも必要だと思っていました。

実際には、厚みが重なるところで苦労することもあるし、「もう少しパワーがあったらな」と思ったこともあります。

それでも振り返ってみると、バッグも洋服も小物も、家庭用ミシンでずいぶんいろいろなものを作ってきました。

私がこれらを作ってきたのは、2008年に購入したジャガーの家庭用ミシン「CF-3104」です。

▶ ジャガーCF-3104を約18年間使った本音レビューはこちら

では、家庭用ミシンだけで本当に十分だったのかというと、私の場合はほぼ十分。でも、ロックミシンはあったらよかったなというのが本音です(笑)。

以前使っていた工業用ミシンは直線縫いでした。パワーがあるのは魅力ですが、今の私には、ジグザグ縫いやオーバーロック縫いもできる家庭用ミシンの方が必要です。

そのため、今のところ家庭用ミシンから買い替えたいとはあまり思っていません。

一方で、ロックミシンはちょっと欲しい。

私は面倒くさがりなので(笑)、服を作ろうと思っても、布端の処理を考えると「面倒だな……」となって、なかなか作り始めないことがあります。

ロックミシンがあったら、今よりもっと気軽に服を作っていたかもしれません。

じゃあ買えばいいのでは?という話なのですが、私にとって一番の問題は購入金額より置き場所です。

ミシンって、使うたびに出して、終わったら片づけるとなると、それだけでだんだん使わなくなりそうなんですよね。

今の家庭用ミシンに加えてロックミシンも、いつでも使える状態で作業スペースに出しておける。

そんな場所が確保できるなら、ロックミシンは欲しいです(笑)。

だから今のところは、家庭用ミシンの機能を使いながら、できる範囲で楽しんでいます。

今すぐ買う予定はないけれど、どんなロックミシンがあるのかは気になるので、ときどき見ています。

現在販売されているものが気になる方は、【ロックミシンを見てみる】 からチェックできます。

まとめ|家庭用ミシンでも思っていた以上にいろいろ作れる

家庭用ミシンを使い始めたころは、

「デニムみたいな厚手の生地でバッグを作るのは無理かな」
「服はロックミシンがないときれいに縫えないよね」

と思っていました。

でも実際にやってみると、思っていた以上にいろいろなものが作れました。

もちろん、厚手の生地が何枚も重なるところでは苦労するし、家庭用ミシンにも得意・不得意があります。

ロックミシンがあれば、もっと気軽に作れた服もあったと思います。

それでも、バッグを作って3年使ったり、部屋着を作って何度も洗濯したり、姪っ子たちのために小さなポーチを作ったり。

私が「作りたい」と思ったものの多くは、家庭用ミシンで形にすることができました。

最初から「家庭用ミシンだから無理」と決めなくてもいい。

そして何より、「こんなのが欲しいな」と思ったときに、自分の好きな布で、自分の使いやすいように作れる。

それが、約18年間使ってきても飽きないミシンの楽しさなのかなと思っています。

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